建築士会主催のインスペクター養成講座に参加してきました。
インスペクション(住宅診断)を建築士等が行うことにより、消費者が安心して中古住宅を購入できるようにするためのものです。
耐震診断に比べれば、ごく基本的・表層的なものですが、その分費用も抑えられ、消費者にとっては安心を得るためのひとつの選択肢となるのではないでしょうか。
取引業者やリフォーム業者が検査人を指定することもできるそうですが、本来は第三者が行うのがベストだと感じます。
講習会では触れられなかったのですが、テキストのコラムにあった印象的な記事について。
2003年にシックハウス対策に係わる法令により、建材にはホルムアルデヒドの発散を抑えるF☆☆☆☆以上のものの使用が義務付けられたのですが、これに伴いそれまで影を潜めていたシロアリが再興し、深刻な問題を引き起こすようになったとのことです。皮肉にも、ヒトに安全な建材は、ムシにも安全なものになったということで、建材からムシが出てきたということがおこっているそうです。
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